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須佐之男命(すさのおのみこと)の言祝(ことほ)ぎ
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須佐之男命(すさのおのみこと)は今度は、自分の頭のムカデとシラミを取るよう、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)に言いつけた。大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)は須勢理毘売命(すせりびめのみこと)が差し出した椋(むく)の実と赤土でムカデを取るふりをし、須佐之男命(すさのおのみこと)がうたた寝を始めるとその髪を屋敷の垂木(たるき)に結びつけ、宝物庫の「生大刀」「生弓矢」「天の詔琴」を奪ってから、須勢理毘売命(すせりびめのみこと)を背に負い、馬にまたがって根の堅州国(ねのかたすくに)から逃げ出した。
目を覚ました須佐之男命(すさのおのみこと)は結びつけられた髪をほどくのに手間どり、ふたりを捕らえることができなかった。そこで腹を決め、去ってゆく大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)の背へ「その武器を使い、兄弟にうち勝って、きっと大国主神(大国の王)になるのだぞ。そうして宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ、「国の魂」という意味)とも、呼ばれるようになるのだぞ。私の娘は正妻にせよ。宇迦の山に太く頑丈な宮柱を立て、高天原(天)へ突き出るほど高い千木(ちぎ、屋根の装飾)をそびやかした宮に、ふたりで鎮座するのだぞ」と、結婚を言祝(ことほ)いだ。

【日本の神話】大国主神と須勢理毘売命
『古事記』上巻、根の堅州国
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒『古事記』上巻、根の堅州国
復活後に本格的な活躍が始まるこうした物語は、古代において盛んに行われていた過激な成人の儀式を、若者たちに説明するべく伝承されたものだと言われます。

自身の過酷な運命を呪うのをやめたアイネイアースは、先住民の代表者と一騎打ちで決着をつけるなど自ら果敢に戦って、自分を信じてくれた腹心の部下たちに定住地を確保します。
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