*****************
ノンノス第六巻 ディオニューソス譚
*****************
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒


父なるゼウスが兄の巨人たちと戦った時代のこと、至高神の跡取りである末子の存在は敵方の知るところとなり、ザグレウスは独楽(こま)と鏡で洞穴から誘き出され、そこに映った自身の姿の虜にされて鏡の中へ封じられてしまった。幼いザグレウスはそれでも鹿や山羊など種々の蹄のある動物へ次々と変身し、残酷な殺戮から逃れようともがいたが、雄牛に変身したところでとうとう捕まり青銅のナイフで八つ裂きにされた。
殺戮者は切り刻んだゼウスの息子(仔牛)を三脚台に載せた大鍋へ投げ入れ、牛乳とともに煮て食した。ゼウスはこの巨人族へ稲妻を投げつけ、ひとり残らず焼き滅ぼした。このとき、ザグレウス(ディオニュソス)を食べて焼け死んだ巨人族の灰が人間になった。

ゼウスの母神である太地母神レア(別名キュベレー)が危ういところでザグレウスの心臓を救ってくれていたので、ゼウスはこれを飲み物に混ぜてテバイ(ギリシア)の王女、月の乙女セメレに呑ませて受胎させた。
【ギリシア神話】ザグレウスの受難、第一のディオニュソス
ノンノス『ディオニューソス譚』第六巻
カルキスのエウポリオン詩編断片
シキュラスのディオドロス『神代地誌』六二巻
など
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ノンノス『ディオニューソス譚』第六巻
カルキスのエウポリオン詩編断片
シキュラスのディオドロス『神代地誌』六二巻
など
0 件のコメント:
コメントを投稿